・PERとは?
・PERの比べ方
・PERだけで判断はできない

PERが難しくて、頑張ってみたけど分からない。。

いまいちイメージがつかめないんだよねえ

5分で分かるように図解します♪
投資指標って難しく感じますよね。この記事では投資指標のうち「PER」をマスターしましょう!
目次
株が「割安か」教えてくれる
お買い得な株ってどのようなものでしょうか?
それは「価値が高くて、値段は安い」ということ。
そして、それを教えてくれるのがPERです。これは「ピーイーアール」と読みます。

「すごくおいしいにんじんが10円」みたいなこと?

そんなイメージです♪でも株式は見た目ではわからないですね。だからお買い得かを数字にしたのがPERです
お買い得かどうかを考える時、にんじんでは「値段」と「おいしさ」を比べました。
株式では次の2つを比べます。
- 株価
- 会社が出す利益(1株あたり当期純利益)
株価が同じ場合
まず「株価」が同じ場合で考えてみましょう。

・1万円で購入
・1株あたり2,000円の利益
・元をとるのに5年=PER5倍
・1万円で購入
・1株あたり500円の利益
・元をとるのに20年=PER20倍

これって株価が同じ場合だよね。「会社が出す利益」が同じ場合はどうなるの?

次は当期純利益が同じ場合で見てみましょう
会社が出す利益が同じ場合

PERは次の2つで決まるんでしたね♪
- 株価
- 会社が出す利益(1株あたり当期純利益)
次は会社が出す利益が同じ場合で比べてみましょう。


生み出してくれる利益がいっしょなら安いほうがお得だね!

そうですね。ということは当期純利益が同じ場合もPERが小さいほうが割安ということです
株価も当期純利益も違う場合

でも待って!実際は株価も当期純利益も違うよね‥そんな時はどうなるの?
最後に株価も当期純利益も違う場合を見ていきましょう。

今度は株価も1株あたり当期純利益も違います。そしてPERは同じです。

PERだけ見るとお買い得感は同じなのかな?

でもおいしいファンドのほうを買いたいよね
こんなパターンも見てみましょう。


今度はしなしなファンドのほうがPERが小さいよ!でも本当にお買い得なのかな?

にんじんだから、おいしいファンドのほうが良いってわかる!けどもし株式だと、どっちがいいか分からないなあ

良い着目点です!PERだけでは判断できないということです♪
PERはあくまでひとつの指標。他の投資指標も見る必要があります。
今回の内容は『株を買うなら最低限知っておきたい ファンダメンタル投資の教科書 改訂版』を参考にして書いています。
ファンダメンタル分析について噛みくだいて説明してあり分かりやすいです。ぜひ買って読んでみてくださいね。
今回はPERについて見ていきました。
- PERは割安かどうかを示す指標
- PERが小さい=元をとるのにかかる時間が短い
- PERはひとつの目安

指標がたくさんある理由がわかったよ!

他の指標もいっしょに勉強していきましょうね♪
